イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Teaching Assistant とは

2012/01/31 (火) 08:00
日本では聞きなれない Teaching Assistant (または classroom assistant) という仕事がイギリスの学校にはあります。補助教員、または副担任と訳されているようです。日本でも最近は、補助教員の先生が教室で特別な支援が必要な子のサポートとしてつくようになりましたが、イギリスの補助教員は少し役割が違います。今日は、そのティーチングアシスタントの役割について、少しお話します。
(なお、実際の仕事を見ていると、「教員補助」と訳すのが、私には一番しっくりくるような気がしますが、ここでは統一してティーチングアシスタントとしておきます。)


日本で「先生の仕事」というと、どんなことを思い浮かべますか?
授業の計画、準備、授業の運営、学級経営、給食指導、遊びの指導、教室掲示、クラブ活動・・・。挙げはじめると、キリがありません。(先生の仕事って結構、大変なんですよ!私も日本では午前様もしょっちゅうでした!)

ところが、イギリスでは、先生のメインの仕事は teach (教える) ことなんです。授業の計画を立てたり、授業を進める、採点をする、というのは教師の仕事です。しかし、細かい仕事・・・プリントのコピーや教室の掲示物を作ったり、飾ったりするのを手助けするのが教員補助の仕事となります。つまり、先生が授業をスムーズに運営する手助けをすることです。

もちろん、先生の手助けだけでなく、子どもたちの勉強の手助けをすることも大切な仕事の一つです。授業は、グループごとに指導されていくので、そのどこかのグループに入って一緒に勉強をしたり、教室内で勉強が分からない子どもに指導したりします。
また、1週間に1回行われる Guided Reading ↓で子どもたちに読書指導もします。

20110202_DSCN1691.jpg

他には、特別な支援の必要な子ども (Special Educational Needs: SEN と言われます) に1対1のサポートをすることもあります。

おもしろいところでは、休み時間のお茶の準備と片付けというものが仕事の内容に含まれていることも (笑)。

また、ティーチングアシスタントにも3段階のレベルがあります。一番低いレベルの人は、求められる仕事の量も少なく、責任も少ないです。もちろん、給料も低いです (笑)。
一番高いレベルになると、先生が出張などで不在のときには、替わりに授業を行ってもいい、という資格も与えられます。責任ある仕事も増える代わりに、給料も増えます。

イギリスでは、先生もティーチングアシスタントも学校単位で雇います。ですので、予算がある学校にはティーチングアシスタントが多く、予算が少ない学校はその数も少なかったりします。では、どうやったらティーチングアシスタントになれるのか。興味のある人は追記をどうぞ。

*ちなみに私の仕事は、EMASS Teacher とされ、学校でも便宜上 Teacher と紹介されますが、このアシスタントの一部に含まれています。*

これまた、イギリスらしく、各地方によって違うので、ティーチングアシスタントを募集している学校に直接聞くのが一番です。Level3 Teaching Assistant という資格を持っていることが必須、という学校もあれば、未経験でもO.K.という学校もあります。

しかし、最低、これは持っているといい、というものとして、

-GCSE (義務教育の最後に受ける全国テスト)で英語と数学で、レベルC以上
-同じくGCSE で理科も選択していること
-学校で働いた経験があること (ボランティアでO.K.)


があります。
多くのティーチングアシスタントは、最初、自分の子どもがいる学校にボランティアでお手伝いにきていて興味を持ち、1年かけてカレッジでLevel 3 の資格を取っているようです。また、セカンダリー終了後、カレッジで、幼児教育などのコースで資格を取得する人も増えています。
私たち日本人もカレッジで資格を取得できますが、GCSE という大きな壁があります。しかし、GCSEを取得するのは不可能ではありません。

私たち日本人の場合、GCSE で英語・数学・理科を持っている人なんてほとんどいないと思いますが、諦めないで!私は GCSE の英語は6年前に 地元のアダルト・エデュケーション (成人学級) で1年勉強して、テストを受けて取得しました。GCSE の英語は取っておいて損はありません。ケンブリッジの英語やTOEIC などは、小さな田舎町では何の意味も持たないことを実体験し、GCSE を取ったのですが、これが正解。

また、数学と理科に関しては、日本の高校から成績証明書を取得し、それをイギリスの資格に換算してくれる UK NARIC というところに送付しました。数学と理科を GCSE レベルで勉強したということの証明書を発行してくれます。

NARIC 001
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ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

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