イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Christingle (クリスティングル)

2011/12/22 (木) 18:00
さて、このオレンジの山、何に使われると思いますか?
20101216_DSC_0070.jpg


この時期、イギリスではオレンジを持ってくるように学校から手紙がきます。食べるわけではなく、Christingle (クリスティングル ) を作るためなんです。クリスティングル?聞きなれない言葉ですよね?”クリス”とあるわけなので、クリスマス(キリスト)に関係しているだろうと予想はつきますが。

まず、このオレンジに穴をあけます。
20101216_DSC_0074.jpg


次にろうそくをさします。
20101216_DSC_0075.jpg


そしてオレンジの真ん中に赤いテープを巻きます。
20101216_DSC_0077.jpg


今度はつまようじにレーズンを何個かさして、オレンジにバランスよく四方向に向くようにさします。
20101216_DSC_0080.jpg


これで完成!

20101216_DSC_0110.jpg


この日は教会から牧師さんがみえて、ナティビティーのお話と合わせて、このクリスティングルについて説明をしてくださいました。

イギリスでは1960年代終わりごろ、ジョンという主教さんが、どうやったらみんなにもっとわかりやすくジーザスの愛を伝えられるのだろうか、と考えていたところ、1個のオレンジが目にとまりました。これだ!と思った主教。1本の赤いリボンをそれに巻き、真ん中にろうそく、4方向にはレーズンと木の実をさしました。

オレンジは地球、真ん中の赤いリボンはジーザスの血を意味しています。
ジーザスの光が地球を明るく照らしていることを象徴するためにろうそくをさします。4本のつまようじに刺されている木の実は大地からの恵を意味し、4方向は四季節を表しているとのこと。

          
学校って、こういう宗教色が濃いものをどんどん紹介していきます。以前も書いたように授業で宗教教育の授業があるくらいですからね。

クリスマス当日、多くの教会でこのクリスティングルに火が灯されるそうです。
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