
この時期、イギリスではオレンジを持ってくるように学校から手紙がきます。食べるわけではなく、Christingle (クリスティングル ) を作るためなんです。クリスティングル?聞きなれない言葉ですよね?”クリス”とあるわけなので、クリスマス(キリスト)に関係しているだろうと予想はつきますが。
まず、このオレンジに穴をあけます。

次にろうそくをさします。

そしてオレンジの真ん中に赤いテープを巻きます。

今度はつまようじにレーズンを何個かさして、オレンジにバランスよく四方向に向くようにさします。

これで完成!

この日は教会から牧師さんがみえて、ナティビティーのお話と合わせて、このクリスティングルについて説明をしてくださいました。
イギリスでは1960年代終わりごろ、ジョンという主教さんが、どうやったらみんなにもっとわかりやすくジーザスの愛を伝えられるのだろうか、と考えていたところ、1個のオレンジが目にとまりました。これだ!と思った主教。1本の赤いリボンをそれに巻き、真ん中にろうそく、4方向にはレーズンと木の実をさしました。
オレンジは地球、真ん中の赤いリボンはジーザスの血を意味しています。
ジーザスの光が地球を明るく照らしていることを象徴するためにろうそくをさします。4本のつまようじに刺されている木の実は大地からの恵を意味し、4方向は四季節を表しているとのこと。
学校って、こういう宗教色が濃いものをどんどん紹介していきます。以前も書いたように授業で宗教教育の授業があるくらいですからね。
クリスマス当日、多くの教会でこのクリスティングルに火が灯されるそうです。
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