イギリスの学校

   イギリス生活・仕事のよもやま話は・・・「「まる」ないちにち」へ
   子どもに英語を教える時には、フォニックスから教えましょう~。アルファベットから教えてしまうと、あとが大変!
   その理由は・・・「カテゴリ:英語」のフォニックス
2023 081234567891011121314151617181920212223242526272829302023 10

プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

最新コメント


Nativity (キリスト降誕物語) «  » クリスマスカード

おしゃべりな母音

2011/12/12 (月) 08:00
英語の綴りには、train, pie, true, tree, boat ・・・というように、母音が二つ並んでいるものが多くあります。これを digraph (ダイグラフ) といい、この母音が二つ並んだ時には一定のルールがあります。
それは・・・

最初の母音がおしゃべりになって、2番目に来る母音は口をはさむ余地がない!

ということ。
例えば、ai では、最初の母音=a がおしゃべりになって、自分の名前 (a の名前=エイ) を主張します。すると、2番目の母音=i は口をはさむ余地がない、つまり、無声音になってしまうのです。
ie でも同じで、最初の母音=i自分の名前 (i=アイ) と言い続けるので、2番目の母音=e は無声音になってしまいます。
以下、「おしゃべりな母音」の例を挙げてみます。

ai エイ: rain, train, snail
ie アイ: pie, tie, cried
ea イー: sea, read, steamy
ue ウー: clue, blue, tissue
ue ユー: cue, hue, pursue
oe オウ: toe, goes, potatoes
ee イー: tree, free, teen

ただ、ここで注意しないといけないのが、すべてこのルールには当てはまらないということ。
例えば、read。現在形は、このおしゃべりな母音のルールによって ea は イー の音になりますが、過去形の eaは という音になります。

私が中学生のころ、単語はとにかく「覚えなさい!」でした。こういうおもしろいルールを教えてもらっていたら、もっと楽しく単語を覚えることができただろうなぁ、と感じました。

関連記事
スポンサーサイト





ブログ、移動しました。新しいサイトは http://kayokoyamashita.com/ です。

「なるほど」「もっと知りたい」と思ったら、下のいずれかのバナーを押していただけると、うれしいです。
にほんブログ村 英語ブログ 子供英語教室へ
にほんブログ村 英語ブログ フォニックスへ
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

web拍手 by FC2

Information

     Category: シンセティック・フォニックス
     Comments (-)
     Trackbacks (-)

Nativity (キリスト降誕物語) «  » クリスマスカード

お知らせ


イギリスの学校についてわからないことや不安なこと、心配事。そんな悩みを少しでも解消できたらと思って始めたブログですので、ご質問をいただければ私にわかる範囲でお答えしたいと思っております。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

おすすめ教材

家庭での本読みに多く使われるORT
Jolly Learning Ltd.
学校現場でも使われている辞書