イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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掛け算: Year 2 (6-7歳児) «  » 先生とのやり取り:学期・一日の始め終わり

「s をつける・つけない」から考えたこと

2011/08/15 (月) 08:00
今日は私のつぶやきです。私のもう一つのブログ「まる」ないちにちと重複します。おまけに、今日のつぶやきは長いです。興味のない人は読み飛ばしてくださいね~。

今までに、私、イギリスで日本人を含め、いろんな子どもたちに英語や算数など、いろいろな教科を教えてきています。私自身、教えるときには「子どもたちが考えられるようになること」を心がけています。

日本人の子どもたちに英語を教えていると、日本人には難しい概念っていっぱいあって、どうしたら分かりやすく教えられるのか、試行錯誤の日々。自分自身、戸惑いながら、考えながら子どもの視線に立って教えているつもりですが、単数形と複数形の概念はややこしく、特に

三人称単数の場合は、動詞に s をつけるけれど、複数の場合は s をつけない

というところになると、子どもたちは「なんで~?」となります。一人称、二人称・・・と言う言葉は小さい子には使わずに (4 ~ 5 歳の子にはわかりませんからね・・・)、英語では一番大切なのが「自分」、次に大切なのが話をしている「相手」、そして、その外にいる人や物は三番目にくるのよ~と絵を描きながら説明していっています。

ある日、これを教えていたとき、ある子が私にこう言いました。

最初に s がないときは、次は s が要って、
 最初に s があったら、次の s は要らないんだよ。」

何のことかわかりますか?

The dog runs fast.
Dogs runs fast.


1 つ目の文:最初のdog にs はついていませんが、次の動詞の run にs はついていますね。
2 つ目の文:最初のdogに s が付いていますが (複数)、次の動詞の run には s がついていません。

これ、某有名塾で教えてもらったそうで、実は、今までにそう言っていたの、この子一人じゃないんです。

違うお子さんは
「いつ動詞に s をつけるかわからないとき、OO塾の先生に訊いたら、最初に s があったら、次は s はつけなければいいと言ったんだよ。」
と、全く同じことを言うんです。

これ、どう思いますか?「なるほど!」と感心しますか?

私は、正直「え?」と目が点になりました。じゃ、s があるかないかだけで文章を読むってこと?それって「考えない」教育じゃない?と。

と言うのは、この子

The bus move slowly.
The children plays with me.
は正しい、と。 (正しくは The bus moves slowly.で、主語が三人称単数なので動詞に s がいり、次のplays の s は主語が複数形のためいりません。)

この子に、なぜ s がいるかいらないかを説明したら、
「な~んだ、そんな簡単なことだったんだ!」
だそうです。その某有名塾では説明してくれなかったから、ただ、主語に s があるかないかで区別していたとのこと。また、そこでは、考えずに覚えなさい、とのことだそうで・・・。

この三人称単数というのは日本人には難しい概念ですが、少しずつでも時間をかけてでも「なぜそうなるのか」を教えることって必要だと思うんですが、これ、今の日本では必要とされていないのかしら。

この某有名塾。実際、素晴らしい業績を残していますし、子どもにとってどんどん「できるように感じさせる」ことが上手だと思います。英語だけでなく、算数や国語なども教えているそうですが、算数など、"ちゃんと問題は理解できているけれど、計算が苦手だから、計算を速くできるようになりたい"と思っているのなら、計算をしまくるこの塾の方式は+になると思います。

でも、ただ計算ができるようになる、AならばBと答えればいい、というのは、その子の考える力を養うことになるのだろうか、と疑問を感じます。小さい子でも、実生活の中でどうして計算が必要なのか、いつ使えるのか、具体物などを用いて考えることも、子どもには大切だと、私は思うのです。

今回、何も、某有名塾の批判をするためにつぶやいたわけではありませんので、誤解しないでください。
実は、これ、長い間、「教師」という仕事をしてきて、よくぶち当たる壁なんです。今回のこの三人称単数の s に限らず、いろいろなことを子どもに機械的に「教え込むこと」って、どうなんだろうってこと。

教師として何をすべきか。

きれいごとかもしれないけど、「学ぶ楽しさ」を伝えていきたい・・・。でも、暗記すべきこともたくさんあるし、特に英語なんて、説明できないこともたくさんあるんですよね。イギリスの小学校で働いていると、子どもがスペルについて質問したときに、「こういうものなのよ~。だから覚えましょうね。」と先生も答えます (笑)。
高校生の数学を教えていると、この公式は覚えなくちゃ・・・と言っていいる自分がいるのも事実。
う~ん。難しいですね、教えることって。

私の長~いつぶやきにお付き合いくださり、ありがとうございました!


*ちなみに一人称・二人称・三人称という言葉、英語では
the first, second, third person と言います。
Year 6 (10-11歳) の英語の授業のサポートにいたとき、これをやっていました。イギリス人の子どもよりも、英語をadditional language (アディショナル ラングエッジ:母国語以外の言語) として勉強している子の方が、よくできていました (笑)。

Year 6 で思い出したので、今日の話題には関係ありませんが、下の画像をアップしました。

110527085926_DSCN1790.jpg

この写真はとある学校のYear 6 (10-11歳) の廊下の壁面です。おわかりですね。3月11日起きた東日本大震災について勉強し、津波の恐ろしさについて綴った作文が見られます。

tsunami2.jpg

イギリスでも、みんなが東日本の復興を願っています。
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