イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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一日の様子

2011/01/13 (木) 00:00
イギリスの学校の登下校は基本的に親がします。もちろん、Year 5くらいになると自分一人で登下校もしますが、集団登下校はありません。一日の様子を簡単に紹介します。
<午前>
・朝、学校に着くとまずcloak room (クローク・ルーム:コートをかけたり、ランチボックスを置く場所、学校によってはカバンをかけたり、上靴にかえるところもあります) に入り、コートをかけ、教室に行きます。
・教室に着くと、子どもたちは床に座ります。(男の子も女の子もみんな「あぐら」をかぐんですよ!これ、日本人には結構ショッキングな光景。女の子、パンツ丸見えになっちゃうんです・・・。)Year3 からは席について待っているそうですが、もちろん学校によって違います。
register (レジスター:出欠席) Good morning, Miss./Mrs./Mr.~.と先生に挨拶をします。またこの時、お昼ごはんを学校でとるかどうかも聞きます。
lesson (レッスン:授業) 授業の初めと終わりに 「起立、礼、着席」というものはありません。床に座っているうちに授業が始まる、という感じです。大体2時間授業があります。
play time (プレイタイム:休み時間) この休み時間、基本的に全員 outside (アウトサイド:外)/ play field (プレイフィールド:運動場) に出なければなりません。雨の場合は(小雨ならば外で遊びます)wet play (ウェットプレイ:雨の日の休み時間) となり、教室で本を読んだり絵を描いたりして過ごします。
休み時間には必ず最低大人二人(先生とティーチングアシスタント) が子どもを見る当番となっているので、何か問題があれば、この先生たちに話をします。他の先生たちは休憩時間なので、staff room (スタッフルーム:職員室)で休憩しています。
lesson (レッスン:授業)
lunch time (ランチタイム:お昼休み) 教室でお弁当を食べる学校もあれば hall (ホール:体育館) で食べる学校もあります。もちろん、hot dinner (ホットディナー:給食) を購入することもできますが、事前に注文をしてお金も払っておかなければいけません。
このランチタイムは休み時間も含めて1時間あります。この時間は先生も休み時間となるので、dinner lady/ supervisor (ディナーレィディー/ スーパーヴァイザー:お昼の時に監視している人) が責任もって子どもたちを見ています。

<午後>
register (レジスター:出欠席) をまたとります。Good afternoon, Mrs/Miss/Mr.~.と先生に挨拶をします。
lesson (レッスン:授業) 午後も2時間授業があります。
break time (ブレイクタイム:休憩) :10分程度の短い休み時間がどこかで入りますが、学校によってないこともあります。
home time (ホームタイム:下校時間):小さい子たちは親のお迎えです。「さようなら」の代わりにGood afternoon, Miss/Mrs./Mr.~.と挨拶をします。

この一日のどこかで
assembly (アセンブリー:集会) が開かれます。朝一であったり、休み時間の前であったり、午後の休憩の後だったり、その学校によってばらばらです。日本だと全校が集うのは「月曜集会」くらいだけれど、イギリスの学校では毎日集会があります。

あ、気が付きましたか?掃除の時間はありません。cleaner (クリーナー:掃除をする人) を雇っているので、下校と同時にこのクリーナーが来て教室を掃除していきます。
また、基本的にお昼ごはんもお弁当なので給食当番もなし。朝の会、帰りの会もなし。

私の感想:「学校とは勉強する場所」なんだってこと。いろんな儀式的行事もないため(詳しくは「まる」ないちにち:儀式的行事参照) みっちり勉強している気がします。
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ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

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