日本との大きな違いは、学期の最後に次の学年の新しいクラスが分かるということではないでしょうか。先生と顔見知りになり、新しいクラスメートが分かるだけで、9月からの新学期のスタートが切りやすくなります。
6月の終わり、または7月に入って早々に、次の先生の名前が発表されます。そして、新しい先生やクラスメートが分かったら、7月中に一日、または数日、新しい先生たちと過ごす日が設けられます。これが Induction Day (インダクション・ディ) または Transition Day (トランジッション・ディ) と呼ばれるものです。
朝から一日かけて、新しい教室で過ごすこともあれば、半日だけ、または一時間だけ過ごす、と学校や学年によってまちまち。また、reception (レセプション:4~5歳) へも体験入学をしに子どもたちが来たり、Primary (プライマリー:初等教育) から Secondary (セカンダリー:中等教育) の学校間でも、それぞれ体験入学をします。
大体は自己紹介をし、自分の紹介文を書いたり絵を描いたりします。また写真を撮ったりすることも。こうしたものは、9月に教室に来た時には、すでに飾られていることが多いですので、子どもたちも初日から「自分の教室」という感じでほっとするようです。逆に、この日を休んでしまうと、いきなり知らないところへ飛び込むような感じで、ちょっと不安かも・・・と感じました。
また、この日に早々に簡単なテストをして9月からの指導に備える学校や、セカンダリーの学校では、実際に授業を受けることもあるそうです。もちろん、簡単な学校ツアーも行われたりするようですが、大抵、学校が大きくて、何も覚えられずに終わってしまうとか (笑)。
子どもも先生もお互いを知るため、また9月に緊張しないで登校できるようにするためのこのインダクション/トランジッション・ディ。なかなかいい行事だな、と感じました。
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