イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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引き算: Year 2 (6-7歳児)

2011/06/25 (土) 21:17
Year 2 (2年生:6-7歳児)

1) 引き算に関する言葉を読んだり、使ったりすることができる。

take away (とってしまう、引く)
subtract (引く)
difference between (~と~の違い、差)
how many are left (いくつ残る)
how much less is ...than ~ (...は~よりいくつ少ない)
how much more is ...than ~ (...は~よりいくつ多い)
how many more to make ... (...にするためにはあといくついる)
そして、― の記号を使えるようにすることも必要となります。

2) 分からない数を表すのに、□や△を用いることを知る

7 - 3 = □,  □ - 6 = 2, □ - △ = 8


3) 10までの数の足し算と引き算が暗算でできるようにする (addition and subtraction facts と言います。分解と合成のことです。)

例)
合成: 0 + 7 = 7, 1 + 6 = 7, 2 + 5 = 7, ・・・7 + 0 = 7
分解: 7 - 0 = 7, 7 - 1 = 6, 7 - 2 = 5, ・・・7 - 7 = 0

発展として、10までができるようになれば、20までも暗記できるようにする。

4) 10のかたまりごとに、100までの引き算ができるようになる

例えば、100から60までいくのに、10ずつ数えていくと、何回数えることになるか。100 から数え始めると、90, 80, 70, 60 と4回ですね。よって答えは40。

5) 何十から、一桁の数をひくことができるようになる

80 - 4 = □
おなじみ、ハンドレッド (ナンバー) スクエアを用いて、80からひとつ、ふたつ、と戻っていきます。


□ - 7 = 53
これは、53から7をたしていくやりかたで、引かれる数を求めます。

6) number line (ナンバーライン:数直線) や TUB メソッドを用いて、引き算ができるようにする


その1 TU―U (T=ten's:十の位、 U=Unit's:一の位)
繰り下がりのない引き算から始め、できるようになったら繰り下がりがあるものも行う。ただし、上記ハンドレッドスクエアを用いて、引く分だけ数を数えることができればよい。

その2 TU-TU
ナンバーラインを用いる方法
 例)42―39
 39より大きく、一番近い何十数は40。そこまでは +1。40 から 42 までは +2。よって、合わせて 3 となり、答えは3。

 例)47-12
 この場合は、12のみ partition (分解)をします 12 = 10 + 2
 次に、12より大きく、一番近い何十の数 (20) まで、いくつあるか数えます。
 そして、20から40までジャンプし、40から47まで数えたその合計が答えになります。



よく、海外で買い物をすると、お釣りをくれるのに足していく!という経験がありませんか?引き算と言うよりは、引かれる数までにどれだけで到達するか、という足し算の考えで計算を行うからなんですね~。これが、まさにそれなんです。

TUBメソッドを用いる方法
 例)75-42
 まず、これができるようにするために、数の partition (分解) を勉強します。
 75は70と5、42は40と2。そして、十の位、一の位をそれぞれ引き、その差の合計が75-42の答えとなります。

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