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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Fairy Tale おとぎ話, Traditional Story 昔話

2014/02/01 (土) 10:00
「むかしむかしあるところに・・・」と決まりきったフレーズで始まる日本の昔ばなし。桃太郎、金太郎、かぐや姫・・・。日本人だったら誰でも知っているお話ですね。英語にもなっているし、私も実際、勤務している学校のYear1の子どもたちに読んであげます。
fr_peach_boy.jpg
Usborn のサイトより引用】
なぜ、Year 1 の子どもたちに読むかというと、Reception やYear 1ではFairy Tale:おとぎ話 Traditional story:昔話 について学習するためです。

学校によって用いるお話は違いますが、これだけは知っておきたいというお話をいくつか挙げてみます(私が子どもの時に日本語で読んだものばかりです!さすが昔話!)。
・Three little pigs (三匹のこぶた)
・Goldilocks and the Three Bears (ゴールディロックスと三匹のクマ)
・The Gingerbread Man (ジンジャーブレッドマン)
・Jack and the Beanstalk (ジャックと豆の木)
・Enormous Turnip (大きなカブ)
・The Three Billy Goats Gruff (三匹の山羊とガラガラドン)
・Little Red Riding Hood (赤ずきんちゃん)
・The Little Red Hen (リトルレッドヘン)
・The Ugly Duckling (みにくいアヒルの子)
・Cinderella (シンデレラ)


さて、一番よく用いられるお話が『Goldilocks and the Three Bears (ゴールディロックスと三匹のクマ)』です。

ある女の子が森を散歩中に、かわいいお家を見つけ、中に入ってみました。すると、テーブルの上にはポーリッジの入ったボウルが大中小と並んでいます。お腹がすいていたので、食べようとしましたが、大きいのは熱すぎ、中くらいのは甘すぎました。小さいのはちょうどよかったので、全部食べてしまいました。次に、大中小の椅子を見つけ、座ってみようと思いましたが、えし大きい椅子は高すぎて、中くらいの椅子は柔らかすぎて、小さいのはちょうどよかったので座りました。…


と話が続いていきます。同じパターンが繰り返されていくのですが、これで子どもたちは
・はじめ、なか、おわりというストーリー構成
・First, Next, Then, Lastly という順番を表す言葉
・同じ言葉の繰り返し(大きいのは…中くらいのは…小さいのは…というフレーズなど)
を習います。

また、上にあげたお話の内容ですが、三匹のこぶたや大きなカブなど、同じことの繰り返していますよね。この同じことの繰り返しを順番通りに挙げていくことを重視して、話の順番を言えるかどうか確認します。
こうしたおとぎ話や昔話では、お話の出だしが日本で言う「むかしむかし、あるところに・・・」と同様 Once upon a time というフレーズになっています。このフレーズはしっかりと覚えて、書けるようにしておくといいですね。


こちらの Fairy Tale Land サイトお勧めです。このサイトから昔話のタイトルを選ぶと、お話を読んでくれたり、内容把握のための問題があったり、クイズがあったりして、実際にどんなことを勉強したらいいかがわかるようになっています。

*最近、日本人の子どもでも日本の昔話を知らない子が増えています。自国のものをきちんと学ぶことはとても大切なことです。お家でしっかりと読んであげてほしいなぁと思います。上に挙げた本ですが、私が子どものころ読んだものばかりです。大人になった今、異国の地で役に立っていますよ。
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