イギリスの学校

   イギリス生活・仕事のよもやま話は・・・「「まる」ないちにち」へ
   子どもに英語を教える時には、フォニックスから教えましょう~。アルファベットから教えてしまうと、あとが大変!
   その理由は・・・「カテゴリ:英語」のフォニックス
2023 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312024 01

プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

最新コメント


ジョリーフォニックスのトレーニングから «  » 日本の小学校でのジョリーフォニックス導入 その2

英語をカタカナで書くということ

2013/11/20 (水) 05:05
私がなぜ、ここまでジョリーフォニックスを日本に浸透させたいと考えているかというと・・・その一つの理由はコチラなんです。

DSC_6353_2013112002570780d.jpg

この子が何をしているかわかりますか?
もう少しアップで。
DSC_6353-2.jpg

多くの方も経験あると思うのですが(私もそのうちの一人です!)、英文の下にカタカナで読み方を書いているんです。

これをした場合、この子は英文は読まずに「カタカナを読む」ようになりますカタカナというのは、決して英語の発音ではありません。日本語の発音です。
例えば、ここにある yes は「イエス」という音ではありません。no も「ノー」ではありません。
(大体、教科書会社がなぜ名前の下にカタカナを振っているの?そもそも、そこがおかしいと思いません?)

でも、シンセティック・フォニックスで一つ一つの音を学ぶと、この yes はそのまま y と e と s の組み合わせで読むことができるのです。それも正しい発音で。
また、読み書きができるから、「単語を10回練習してきなさい!」という宿題も必要でなくなるのです。この時間を別の時間に使えるのって、有効的でないですか?

もちろん、フォニックス読みできない例外の単語も英語には約30%あると言われています。この子が書いている he, does, no もそうなのです。ジョリーフォニックスでは、こうした単語は「ひっかけ単語」としてひっからからにようにしっかりと覚えるように伝えます。でもね、こうしたひっかけ単語もすべてを暗記するのではなく、he だったら、h (運動の後に息切れのハッというような音) の音はフォニックス読みで、e だけ名前読み (イー) になるときちんと説明してあげれば、納得でしょ?また、この仲間の単語は、me, she, we, be だよ、と教えてあげれば、最初の音さえきちんと読めれば、あとは同じパターンだと理解でき、暗記する必要もなくなると思います。
ただ暗記しなさい、ではなく、子どもも覚えるのに理由があったら、子どもも納得できると思うのです。

そして、もうひとつはカタカナで書いていると、英語に目が行かないくなってしまいます。カタカナを読むことに集中してしまい英語を読まなくなってしまうのです。そして、この文章を書くときには、単語を丸暗記しなければいけなくなってしまい、悪循環。

英語の勉強なんだけれど、英語の勉強にならない・・・。カタカナを振らないで子どもたちが英語を読めるようになったら・・・そして、子どもたちの暗記をするという負担が少なくなったらいいなぁ、と思ったのが、そもそも、日本でジョリーフォニックスを広めていきたいと思った理由の一つ。

つまりね、

・英単語は暗記するものではない
・単語を書くということに費やしている時間を別のことに当てることができる
・覚えなければいけない単語もまるごと覚えるのではない


ことを知ってもらいたいんです!
少なくとも、私は自分が子どもの時にこれを知っていたらよかったと思うし、今まで私が紹介してきた大人は「何で子どもの時に知らなかったのかしら~」と悔しがっています。
一番印象的な言葉は、私がトレーニングをさせていただいた方の言葉。
「私の娘はラッキーね。私がちゃんと教えてあげられるから。」
子どもたちのためにも、やっぱり、ジョリーフォニックスが日本でもっともっと広がってほしいなぁ。

ということで、またまた12月に名古屋でジョリーフォニックスのコースを開催します!
①親子セミナー:親子でご参加いただき、ジョリーフォニックスを体験していただきます
②トレーニングコース:シンセティック・フォニックスやジョリーフォニックスについてもっと知りたい!という方への基礎コース。これについては、またブログで詳しく説明します。
③もうひとつ、お家でジョリーフォニックスを教えたいというお母さんのためのコースを考えています。3時間位で発音もきちんと学んでいただき、お家でお子さんに教えられるようにみっちりと学んでいただくコースにする予定。
関連記事
スポンサーサイト





ブログ、移動しました。新しいサイトは http://kayokoyamashita.com/ です。

「なるほど」「もっと知りたい」と思ったら、下のいずれかのバナーを押していただけると、うれしいです。
にほんブログ村 英語ブログ 子供英語教室へ
にほんブログ村 英語ブログ フォニックスへ
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

web拍手 by FC2

Information

     Category: シンセティック・フォニックス
     Comments (-)
     Trackbacks (-)

ジョリーフォニックスのトレーニングから «  » 日本の小学校でのジョリーフォニックス導入 その2

お知らせ


イギリスの学校についてわからないことや不安なこと、心配事。そんな悩みを少しでも解消できたらと思って始めたブログですので、ご質問をいただければ私にわかる範囲でお答えしたいと思っております。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

おすすめ教材

家庭での本読みに多く使われるORT
Jolly Learning Ltd.
学校現場でも使われている辞書