イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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日本の小学校でのジョリーフォニックス導入 その2

2013/11/16 (土) 03:15
つくば市で行ったジョリーフォニックス、小学校での導入その1に引き続き、今日は大阪府の小学校で行った導入その2。

こちらの小学校では、8月に市教委の協力の下、簡単にシンセティック・フォニックスについての研修を行い、校長先生や英語担当の先生に参加していただいていました。今回は、実際、まだシンセティック・フォニックスについて研修を受けていない先生への研修と、ジョリーフォニックスの授業を子どもたちがどう捉えるかを見るために3日間、滞在してきました。

10月29~

左上、右上の写真を見ていただくとわかるように、小学校1年生、2年生はもうすごかった(笑)。絵本を開くと同時に食らいついてきました(笑)。興味津々。15分の授業でしたが、1分たりとも飽きることなく、本当に集中していました。

イラストを見て、どんな場面なのか話しをし(これが外国の文化に触れるということ)、そして、この話について日本語で聞きます。その時に、文字の音をしっかりとお話と関連付けて耳にし、アクションを交えながら音を出す。すぐさま、単語中にその文字の音が含まれているかを聞き、耳を養っていきます(これができるようになると、耳から聞いた単語が書けるようになるのです)。
15分という時間は、子どもにとったら「忙しい」のです。でも、これが大事。飽きることなく、次々に考えて、自分のものにしていく大切な時間なのです。

右下の写真は5年生の授業。5年生も思った以上に興味津々で、5年生の子どもまでヘビのパペットに大喜びでした(笑)。
5年生の最初の授業は(右下写真)、文字の名前と音の違いをしっかりと教えてから、3つ文字と音を導入したところ。これで、at, sat の単語をきれいな発音で読みましたよ。

そして、左下の写真の指導者、私ではなく、実はこの学校の先生なんです!私が行う授業を見て、「私もやりたい!」とおっしゃり、iの音を導入しました。

この先生、英語は全く苦手なんですよ。なのに、
「このジョリーフォニックス、すごく楽しいんです。お話を読むのも楽しいし、イラストもかわいいし、何と言っても英語で授業をしなくていいのがいいですよね。それでいて、音を入れて、単語がきれいな発音で読めるようになるのってすごいですよね」と。

実は、この先生、このジョリーフォニックスに出会う前までは、
「フォニックスっていまいち・・」と思っていたそうです。

ところが、私の授業を見て、研修を受けたら、
「でも、このジョリーフォニックスだったら、楽しくて!自分も教えたい!と思いましたよ。他の先生たち、絶対喜ぶと思います!」
と考えがガラリと変わったんです!

先生が自分の力で教えたいと思えることって、すごいことだと思うのです。先生が楽しいって思えれば、子どもも楽しく授業を受けられる。そして、読み書きの力がつき、正しい発音が身に付く。小学校英語って、ゲームばかりではなく、中学校への橋渡しになるような・・・それでいて楽しい、そんな授業であるべきだと私は思うのです。
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