イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Jolly Phonics を web lesson で- b-  «  » 英語論文の書き方:その3 下書き

Jolly Phonics を web lesson で -g, o, u ,l ,f-

2013/09/01 (日) 18:52
しばらく姪っ子へのスカイプを使ったレッスンの様子のアップができないでいました・・・。まとめて今日はお知らせします。

Finger Phonics 3 に入りました。
Finger Phonics Book 3, G, O, U, L, F, B,/Board Book (Jolly Phonics)Finger Phonics Book 3, G, O, U, L, F, B,/Board Book (Jolly Phonics)
(1994/01)
Sue Lloyd、Sara Wernham 他

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教え方は今までと同じ。申し訳ありませんが、今回はおおよその流れだけを記させていただきます。

【復習】
既習の文字をフラッシュカードで見せ、音の確認をおこなう。姪っ子はすでにアクションを付けなくても、文字と音の関係を覚えていました。

【お話】
イラストを見ます。それぞれのイラストは、
g:おじいちゃんのお家へ遊びに行き、庭で遊んだ後に手を洗おうと思ったら、洗面台の水が流れない話
o:引っ越してきた家で興奮してなかなか寝られない男の子が、電気のスイッチをオン・オフする話
u:雨が降ってこないかな~と傘を持っている子どもたちの話
l:お誕生日会でおいしいぺろぺろキャンディーをなめている話
f:浮き輪の空気が抜けていく話
になっています。その場面ごとに、インキーマウスやスネィク、ビーがどこにいるかあてっこします。
snake,beeinky
そして、なぜか暗闇に必ず「目」があるので、それも見つけるとおもしろい。

【音とアクション】
上の話しを読んでいくと、必ずその音が出てきます。gなら水が流れる音。これをgggと言いながらアクションの
g_action.gif
を紹介。水が流れていく様子を手で表現しています。

【文字の練習】
次にそれぞれどうやって文字を書くか練習します (Pupil Book 1 の各ページ)。
この時大切なのが、文字を書きながらその音をきちんと言わせることです。

【音の聞き取り】
Pupil Book に出てくるイラストを私が読み、その文字の音が含まれているか含まれていないかを聞いてもらいます。これは、のちのちに書く練習の基礎になるところになるので、丁寧に行います。
*例えば、frog にgが含まれているか確認するためには、聞いた単語にどの音が含まれているかがわからなければいけません。この音がわかるということ=単語がどの文字の組み合わせになっているかがわかる=その単語が書ける となるからです。

【単語を読む】
Pupil Book に出てくる単語を読みます。ゆっくりでいいので、1つずつ読んでいきます。そして、その音をぎゅっと縮めれば単語が読める、というわけです。(この1つ1つ読んだ後に、ぎゅっと縮めて読むこと(blend混ぜる、または synthsise 統合すること)が、シンセティックの名前の由来です。)
姪っ子は3文字からなる単語なら、ほとんど問題なく読めるようになっていました。ただし、日本人にとって聞き取りにくい/区別しにくい (m, n) (r, l) (a, u) の違いには注意が必要です。
これも練習を重ねるたびに、発音もできるようになっていきます。



各レッスン、15分ほどです。ここまで行って夏休みになりました。私が夏休みは香港・日本出張が入ってしまったので、ひとまずここで終了です。

実はこの姪っ子、日本で私がワークショップを開く際、「証拠」として参加してくれました(笑)。
詳しくはこちらを姪っ子のなおちゃん、大活躍

彼女にとって、今、この英語の文字を読むことが楽しく、目につくものを読むようになっています。そして、うれしいことに「書く」ことにも興味を持ち始めました。これについては、また次回。
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