イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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中日新聞にでかでかと載せていただきました! «  » シンセティック・フォニックス (1) :英語の読み書きの変遷

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中日新聞にでかでかと載せていただきました! «  » シンセティック・フォニックス (1) :英語の読み書きの変遷

シンセティック・フォニックス (2) :二つのフォニックス

2013/06/25 (火) 06:00
前回、簡単にフォニックスには synthetic phonics (シンセティック・フォニックス)analytic phonics (アナリティック・フォニックス) があると説明しました。

従来のアナリティック・フォニックスでは、ある程度の単語を知っていないといけません。まず、man という言葉を知っているということを前提に、m と同じ音の milk や mother などという単語を見せ、m という音はすべて m の文字で始まっているから、m という文字と ム (ハミングするような音) という音が同じものなんだ、というようにすべての文字の音について教えます。

また、アナリティック・フォニックスでよく用いられている Onset-and-rime (オンセット-アンド-ライム) では、韻を踏んで単語を覚えていきます。
たとえば、
cat- hat- mat- pat- fat ・・・というように、最初の文字だけを変えて、at という音は全部同じだから、at はいつも同じ読み方をするというように子どもたちは覚えていきます。

でもね、これ、日本ではどうなんでしょう?
日本でどれくらいの子どもが hat, mat, pat ということばの正しい音を知っているのか疑問ですし、そもそも、これらの単語を聞いて、すべて同じ音で終わるとわかるのでしょうか?一つの音を覚えるのに、全部の音を知っていなければいけないという「矛盾」を私は感じました。また、韻を踏む楽しさは、やはりなかなか日本人にはわかりづらいと思うのです。

日本ではフォニックスを「法則」で覚えると謳っているようです。子音のグループから、母音のグループというように、グループ分けしてそれぞれの持つ特徴をとらえて覚えていく方法が取られているようです。
しかし、これでは、ただ「文字」を覚えるだけであり、p, t, d, k などを覚えて、pig の p といったところで、残りの ig については、子どもたちはまだ習っていない文字と音なので、結局、その単語を暗記するしかないような気がします。

そして、a は apple の a, b は banana の b・・・と文字と音の関係を学ぶと言っても、その単語を正しく読んで聞ける力がないと、なかなか文字と音の関係を覚えることはつらいかな~と感じます。



これに対して、世界の最先端のシンセティック・フォニックスでは、まずは s の音と文字だけを学びます。そして、フラッシュカードやイラストなどを見せながら、先生が sun, snail, grass, dog, boy などいろいろと単語を言い、その単語に s の音が含まれているかどうかだけを聞いていきます。つまり、s の聞きとりができるかどうかを確認するのです。他の音に関しては、聞きとりができなくても構わないのです。

次のレッスンでは同様にして a の音と文字だけを学びます。その際も、単語に a の音が聞こえるかどうかを確認。

最初の数回は、単語を自分で読む・書くということは一切ありませんので、本当にこれで大丈夫なんだろうか・・・と思われる人もいるようですが、3回目には t という文字を導入します。この時点で初めて、at, sat という単語を二つ読み書きができるようになります。
その後で続けて p, n, i ・・・というように一つずつ習っていくたびに、自分で読めて書ける単語が次々に増えていきます。そして、6つのフォニックスを習った段階で、子どもは sit, sat, pin, it, nip snap, spin というように何十個と言う単語を自分で読み書きができるようになるのです。

このように、全く英単語ができない状態からでも学ぶのに最適なのがシンセティック・フォニックス。アナリティック・フォニックスとは、このように同じフォニックスであっても学習方法が大きく違うのです。日本でもこのシンセティック・フォニックスが広がってほしいな~と思っています。


フォニックスは「読み書き」の基礎を育てるものです。ですので、フォニックスを学んだから流暢に英語が話せるようになるかというと、それはまた別の問題です。しかし、少なくとも、読み書きの力がつき、正しい音を学ぶことができるため、聞いた音の綴りがわかるようになるし、それによって自分でその単語を辞書で引くことができるようになります。
そして、正しい音を発音できるようになるため、たとえ文法や文章を知らなくても、単語が伝わるようになります。聞き返されることも減り、相手の言っていることも徐々にわかるようになっていきます。これ、海外で生活していて、とても大切なことだと実感。とにかく、最初は単語でいいのでコミュニケーションが取れることが大切です。あとは、ボディーラングエッジでカバーできます。その時、単語だけでも正しく伝わらないと、何度も聞き返され、めげてしまうんですよ・・・多くの日本人は。



そう言えば・・・私がとある市教委の英語主事の先生とお話をしていたときに、その方が
「結局、フォニックスと言っても、ルールを暗記していかないといけないから・・」
とおっしゃったんです。
私自身、フォニックスというものを初めて知った時には、それがシンセティック・フォニックスだったため、なぜフォニックスがルールなんだろう・・・と、この先生のおっしゃっている意味がわからなかったのです。
その後、私もフォニックスについて勉強をして、ようやくその先生がおっしゃったことが「アナリティック・フォニックス」のことだったとわかりました。

また、私のいとこの子どもが中学校に入り、フォニックスを学ぶことになったのですが、その子が「規則ばっかりでわけがわからない~。CDを聞いていも、どうやって言えばいいかわからない~」と言っています。これも単語の中の音から学んでいく「アナリティック・フォニックス」だからなんですね。シンセティック・フォニックスなら、一つずつ文字の音を学んでいくので、そういうこともなくなると思います。



先日、日本人の大人を対象にシンセティック・フォニックスの第一人者のジョリーフォニックスを使って、このシンセティック・フォニックスでフォニックスを教えてみました。

そうしたら、みなさん、

・とてもわかりやすい
・遊びに近い感覚
・楽しくて、次は、次は・・となる
・子どもの興味に沿う内容がちりばめられている
・わかった!と言える自信
・楽しかったという満足感
・すぅっと頭に入ってくる
・子どものときに出会いたかった
・一音ずつに絞っての授業でわかりやすい
・自信につながる学びができる
・基礎として勉強するといいなと思う
・小学校前から学んでもいいと思う
・発音と綴りがよくわかる


ともう大感激してくださいました(笑)。
そしてね、たった数分で日本人が苦手とする R と L の発音、そして日本語にはない a の音を習得してしまったのですよ。学習前と後のこれらの音の違いをお聞かせしたいくらいです。

こんな素晴らしいシンセティック・フォニックスの第一人者であるジョリーフォニックスの日本でのワークショップが決定しました。

8月1日 (木) 大阪:本格的にジョリーフォニックスの指導をする人向けコース
8月2日 (金) 大阪:ジョリーラーニング社の社長を迎えての記念セミナー! DawnCenter にて。午後2時半~。
8月7日 (水) 名古屋:親子でジョリーフォニックス K&S Japan にて。午前10時・11時45分・午後1時半からの3セッション。
8月9日 (金) 大阪:親子でジョリーフォニックス 寝屋川市立市民会館 にて。10時・13時・15時からの3セッション。
詳細:大阪⇒SeedLing English 代表高柳なえかさん (070)6500-3715
   名古屋⇒K's オフィス (052)914-2849 (K&S Japan さんは設計事務所ですが、今回、このシンセティック・フォニックスに関して賛同してくださったため、お部屋を貸してくださることになりました。)

内容に関してのお問い合わせは、当ブログのメールフォームをご利用ください。



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