イギリスの学校

   イギリス生活・仕事のよもやま話は・・・「「まる」ないちにち」へ
   子どもに英語を教える時には、フォニックスから教えましょう~。アルファベットから教えてしまうと、あとが大変!
   その理由は・・・「カテゴリ:英語」のフォニックス
2023 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312024 01

プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

最新コメント


人事異動 «  » Red Nose Day -comic relief-

Spring:春

2013/03/18 (月) 05:31
Early Years (reception) 4-5 歳児のトピックの一つに、Spring 春 があります。
イギリスでは教科書がないので、どんなことを学習するかはその学校が決めることになっており、ある学校では動物の誕生を学習したり、ある学校では植物を中心に学習したりします。

Year 1 になると Farm (農場) について学ぶので、動物の名前とその子どもの呼び方をこの段階で覚えていくといいですね。さぁ、ここで問題。以下の動物の名前とその子どもの呼び方は何でしょう?

farm animals

答え (左が親、右が子ども)
(1) cow, calf
(2) pig, piglet
(3) goat, kid え?kid って子どもの意味じゃないの?と驚きますよね。同じ単語です。カモシカの子も同じく kid。
(4) horse, foal ちなみに pony は小形の馬なので、仔馬ではありません。
(5) duck, duckling アヒル、カモとも同じ単語です。
(6) sheep, lamb sheep は複数形も sheep
(7) cat, kitten
(8) dog, puppy
(9) rabbit, kitten え~?kitten って子ネコじゃないの?と言われそうですが、ウサギやネズミ、ハムスターなど小動物の子どもは kitten です。
(10) chicken, chick 雄鶏は cock または rooster, 雌鶏は hen

さぁ、いくつできました?ウサギの子が結構、難しかったのでは、と思います。
他にも、
カエル - オタマジャクシ - カエルの卵 (frog - tadpole - frogspawn) もよく登場します。


さて、私がたまたま参観した学校では、動物の誕生を学習していました。実際に、学校で鶏の卵を孵化させていたんです。運よく、私が行った日が20羽全部が孵った時でした!

またまたクイズ!次の言葉を英語で何と言うでしょう。

(1) 孵化 (2) 孵化器 (3) 卵 (4) 孵化して出てくる (5) (卵に) ひびが入る (6) ひよこ


答え:(1) incubate, hatching (2) incubator*ちなみに、赤ちゃんが早産で生まれた場合に入る保育器も同じ単語です。 (3) egg (4) hatch (5) crack (6) chick

この日、先生が「もし hatch という言葉を知らない子がいたら、どうやって説明したらいいですか?」と子どもたちに聞いたら、5歳の子どもが
"The egg cracks and a chick comes out from it." (卵にひびが入って、中からひよこが出てくること) と説明していました。うまいな~と感心してしまいました!
ちなみに、Jolly Dictionary では "To break out of an egg" と説明されていました。
(余談ですが、この辞書、子どもにわかりやすい言葉で説明されていて、おまけに6000個を超える単語が収録されており、イギリスの Year 3 くらいまでの子どもにぴったりの辞書です。簡単な単語で説明をしたいという大人にもぴったりだと思います。)


他にも、春と言えば、花が咲き始めますね。

つぼみ (bud), 開花する (bloom), 開花 (blossom), 水仙 (daffodil:ラッパスイゼン), チューリップ (tulip)
などもよく出てくる言葉です。
 
関連記事
スポンサーサイト





ブログ、移動しました。新しいサイトは http://kayokoyamashita.com/ です。

「なるほど」「もっと知りたい」と思ったら、下のいずれかのバナーを押していただけると、うれしいです。
にほんブログ村 英語ブログ 子供英語教室へ
にほんブログ村 英語ブログ フォニックスへ
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

web拍手 by FC2

Information

     Category: トピックス・歴史・宗教
     Comments (-)
     Trackbacks (-)

人事異動 «  » Red Nose Day -comic relief-

お知らせ


イギリスの学校についてわからないことや不安なこと、心配事。そんな悩みを少しでも解消できたらと思って始めたブログですので、ご質問をいただければ私にわかる範囲でお答えしたいと思っております。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

おすすめ教材

家庭での本読みに多く使われるORT
Jolly Learning Ltd.
学校現場でも使われている辞書