イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Key Stageとは «  » イギリスの学期

学校の授業

2011/01/10 (月) 09:00
お子さんがイギリスの学校に入って、一番心配なのがどんな授業が行われているんだろうか、ということではないでしょうか。日本では指導要領があり、それに沿って教科書も作成されていますよね。イギリスでも授業は国の決める curriculum (カリキュラム:学校教育活動) に沿って授業が行われます。ところが、イギリスには、なんと!

教科書がない!
授業に使うノートは学校に置いてくる!

これ、かなり驚きません?一体、学校で何を勉強しているのか、親にはさっぱりわからないのです。おまけにノートも学校に置きっぱなし。 (あ、ちなみにいわゆるノートのことを イギリスでは book (ブック) と言います。日本で習う notebook (ノートブック) は学校では使わない単語です。) イギリスの学校に転校してきたばかりの外国人の子にしてみたら、英語での授業なので何が何だかわからないまま、1日が終わっていってしまうんです。

さて、では教科書がなくてどうやって授業を行うのか、不思議ですよね。そもそも、教室の席というのは、日本のように一人ひとり席があり、黒板に向かって並んでいるのではなく、グループごと(大体どこでも4グループ)に座るのです(学校によって違うこともあります)。そしてそのグループにあったプリントや教材を先生が用意します。つまり、一斉授業をするわけではないので教科書は必要ないのです。*

そして授業で使ったプリントなどは「ノート」にしっかりと貼り付けておくので、それを見れば何を学習したかがわかるようになっています。つまり「ノート」が自分だけの「本」になるんです。 (だから「book」と言うのではないかと、私は考えています。) その「ノート」は parents evening/consultant (ペアレンツ・イブニング/コンサルタント:個人面談) のときに見ることができます。

(*「一斉授業をするわけではないから教科書が必要ないというのはおかしい」というコメントをいただきました。ここで私が言いたかったのは、「日本のように教科書を使って一斉に同じ問題を解いていくことはないため」日本のように教科書が必要ないと言いたかったのですが、誤解を招いた表現でした。失礼いたしました。
クラス全体での一斉授業は行います。授業の進み方については授業の流れを御覧ください。)
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ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

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