イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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大阪市教育委員会からの回答 «  » compulsory education:義務教育

英語の授業内容

2012/12/03 (月) 02:46
各学年の英語の授業は、
- Word level work (単語をもとにした学習)
- Sentence level work (一文をもとにした学習)
- Text level work (文章をもとにした学習)
の3項目を柱にして構成されています。

Word level work (単語をもとにした学習)
これは、phonics フォニックスspelling スペリングvocabulary 語彙力、そして handwriting ハンドライティングのことです。
フォニックスは Year 2 まで、ハンドライティングは Year 4 までに終了します。Year 3 以降、語彙力を養うこととスペリングに重点を置きます。

Sentence level work (一文をもとにした学習)
これは、いわゆる grammar グラマー:文法punctuation パンクチュエィション:句読点 のことです。
イギリス人だって、当然、文法を勉強します。例えば、Year 1 では文を書いて、意味が通じるか (make sense) 、文を書く時には必ず capital letter キャピタルレター:大文字 で始め、full stop フルストップ:ピリオド* で終わること、そして finger spaces フィンガースペース:単語と単語の間に指一本分の間をおくこと を徹底して習います。Year 6 のレベルになると、各内容によって使う単語を変えたり、colon コロン:semi-colon セミコロン;hyphen ハイフン- などの使い方も学習します。
ハンドライティングに関してはまた詳しく説明しますが、日本ではもう学習しなくなったcursive letters 筆記体 をきちんと練習します。

例:数年前に私がある学校に日本の文化紹介をしに行った後、Year 6 の子どもからもらった手紙です。
ハンドライティングやパンクチュエィションなどの参考になるかと思います。
letter 001

Text level work (文章をもとにした学習)
まず、Year 1 のうちから Fiction フィクションNon-Fiction ノンフィクション についてしっかりと学びます。フィクションというのは「作り話」のことで、昔話や絵本、詩などをさします。ノンフィクションというのは「事実」に基づいた話のことで、伝記、辞書、手紙、インフォメーションブックなどをさします。
そして、フィクション、ノンフィクションそれぞれの単元で、reading comprehension:読解力writing comprehension:著述理解力 について学習していきます。

では、どんなことを実際に学習していくかは、またの機会に。



*イギリスで . のことをピリオドと言ってもほとんど通じません。フルストップという言い方になります。
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ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

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