イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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教科書がない «  » セカンダリースクール

Home visit:家庭訪問

2012/09/24 (月) 06:00
9月から新年度が始まるイギリス。
レセプション (5歳になる子どもたちの学年) に上がる子どもたちも9月から学校が始まります。
しかし、入学式もなく始業式もないので、学校が始まる・・・という実感はわきません。そして、(学校によって違いますが、) 実際には子どもたちは最初の1週間~3週間ほどは登校しないのです。

でも、心配しないでください。学校から
「○○君は9月17日の週から午前中だけ登校してください」
「△△さんは9月24日から一日登校をしてください」
という手紙がありますので、いつから学校へ行っていいか迷うことはありませんので。
学校によっては子どもを大きく3つのグループに分けて、1週間ずつの時間差で登校するようにしたり、2つのグループに分けて、午前と午後に分けて登校するようにしたりします。

では、なぜこんなことになっているかと言うと・・・。

レセプションを担任する先生やティーチング・アシスタント (TA) にとって、子どもと子どもの家庭状況を知るということはとても重要なこと。そこで、新学期が始まった最初の週~その翌週くらいにかけて、全員の子どもの家を訪問するのです。

家庭訪問は、大抵は担任とTAが二人で行います。担任は主に親から
・子どもの発達状況
・アレルギーの有無
・プレスクールでの様子
・文字や数の認識
・日常の生活の様子 (起床・就寝時間)
・トイレットトレーニング
・利き手
・家での言語
などを聞きます。

TAは子どもと一緒に、持参したパズルやおもちゃ、または絵を描いてもらったり、名前を書いてもらったりします。こうした遊びの中で、子どもたちがどれくらい英語を理解しているか、数字を覚えているか、また会話ができているかを確認していきます。

先生にとってもまた、子どもにとっても大切なホームビジットです。学校生活や子どものことで不安なこと、わからないことがあれば先生たちに聞くいい機会です。遠慮せずに話してみてください。
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イギリスの学校についてわからないことや不安なこと、心配事。そんな悩みを少しでも解消できたらと思って始めたブログですので、ご質問をいただければ私にわかる範囲でお答えしたいと思っております。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

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