イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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セカンダリースクール

2012/09/21 (金) 17:44
前回の「学校の種類」の記事に、B&Jさんからとても有益なコメントをいただきました。
このブログでは私自身提供できる情報がプライマリーに限られてしまいますので、こうしたセカンダリーの情報をいただけてありがたい限りです。ここにそのまま掲載させていただきます。B&Jさん、ありがとうございました。
なお、今回の記事に関しましては私の専門外になりますので、ご質問をいただいてもお答えしかねますのでご了承ください。

小学教育=Primary
中高一貫教育=Secondary
大学教育=Tertiary
ということになりますが、Grammar Schoolは、11+の成績で合否がありますし、地域に住んでいる子供は若干優先されますから、どこが境界線なのかを知る必要があります。その他のセカンダリーは "Comprehensive School"(コンプレヘンシブ スクール*注1)と言っています。
Grammar Schoolは11歳から18歳までですが、このComprehensive Schoolは、11歳から16歳という仕組みのところもあります。
Academyは、Grammar SchoolもComprehensive Schoolも Academyとなった学校があります。Academyになった学校には、それぞれの理由があります。(*注2)

最近では、受験時に第一希望をGrammar Schoolにしておくと、受からなかった場合に第二希望にしたい学校は入れて貰えないことが多くなりました。第二希望でも入れて貰える学校との比較をしておくことが重要です。ですから、かなり前から調べておき、子供さんにあった学校選びが必要になります。

日本に帰国してからのことも大きく影響しますので、親御さんは事前にLeague Table をよく見ておく事が必要だと思います。
GCSEやAレベルも、ずいぶんと変わっていくことになりますが、採点がきびしくなるだけで、内容は変わっていません。
所謂Adult Schoolの夜間部でも16歳以上で授業をしっかりと受ければGCSEやAレベルの試験を受けさせてくれます。
私の息子はGrammar Schoolに通いながら、どうしても取りたい科目があったので、夜間部のあるカレッジでも授業を受け、AS、Aレベルを取りました。これは薦められませんが、可能だということで書き加えておきます。



*注1 
comprehensive は「広範囲にわたる」という意味や「理解力」・「総合制の」という意味があります。この場合は日本語にすると「総合中等学校」という訳になりそうです。
*注2
地域によっても違うようですが、私が住んでいる地域では Ofsted (非政府機関の学校基準局) の評価が 4段階のうちの outstanding (最高) または inadequate (不十分) のどちらかの評価を受けた学校がアカデミーになっています。
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イギリスの学校についてわからないことや不安なこと、心配事。そんな悩みを少しでも解消できたらと思って始めたブログですので、ご質問をいただければ私にわかる範囲でお答えしたいと思っております。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。

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