イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

最新コメント


report:通知表 «  » 朝日中学生ウィークリー7月1日号:取材協力

大学院、卒業式

2012/07/13 (金) 23:08
私、7月12日にめでたく、大学院の卒業式を迎えることができました。
さら~っと卒業式の様子を報告。

まずは会場に着いて登録。
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ガウンを受け取り、着せてもらいます。ここは学生しか入れないため、写真なし。

ガウンを着て出てきたところ。帽子がちょっと大きく、落ちそうで緊張。
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外に出て、記念撮影!着物姿の母と。
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このガウン、こんな仕組みなのです。筒のようになっている袖。
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途中の穴から手を通します。着物みたい!
着せてもらう時も、すぐにこの穴から手を出したら、
「すぐにこの穴を見つけられたのはあなたくらい!」と驚かれました。
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帽子、本当に四角いんです。タッセルが被った時に左前にくるようにかぶります。
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卒業式会場。
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式場の正面。大きく学校の紋章が掲げられていました。
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式の様子がわかるように、特大スクリーンも二つ設置。
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式が始まりました。教授たちが続々と入場。みんな、自分の専門の学科のガウンを着ています。
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次に、mace (メイス:職杖) が運ばれてきます。
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職杖の前に学長が座り、開会の辞を述べます。
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国歌が流れます。
次に、「卒業生、起立」の声。何かと思ったら、
「あなたたちが、今日、晴れてここにいられるのは、もちろん、自分自身の努力もあるけれど、ここにこうして来てくれている親や家族、友人たちのサポートがあったからなんです。まずは、感謝の意をこめて、盛大に自分が感謝する人に拍手しましょう!」とのお言葉。
みんな、盛大な拍手を送っていました。もちろん、私も。


そして、特別名誉博士号を授与された方からのお言葉。この方、93歳なんですよ!有名な方らしいのですが、私は知りませんでした。
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この後、一人ずつ名前を呼ばれ、いよいよ、壇上に上がります。
haykichi、待っている間、ちゃんと名前をよんでくれるかどうかが心配でした。
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無事に名前は呼ばれたのですが、何と、名前を読みあげる人、「特別支援教育学科」を言い忘れていました (後から、教授が大切なところを言い忘れられたね~と残念がっていました)。
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学長にお辞儀
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その後、副学長と握手。写真でこのシーンを見て、大笑い!
私、握手しながらお辞儀している (爆)!普通は目を見るんですよね~。
やっぱり日本人~~~~。
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この後、証明書をもらい、着席。
閉会の辞があり、無事に式終了。約1時間10分。

外に出たところに、お世話になった先生が!

この先生は大学院最初の授業で教えてくださり、2年間、いろいろなサポートをしてくださいました。ありがとうございました。修論でも、私の担当教授に代わって、いろいろとアドバイスをしてくださり、心強かったです。この日、この先生に会えてよかった。
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こちらの先生はカウンセリングの先生。「haykichi、奨学金もらって、ドクターに来ない?君が勉強したい課題だったら、絶対、奨学金が降りるから。」とおっしゃってくださいました。そういうお言葉をいただけるだけでも、うれしいですね。
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さてさて、見渡す限り、みんな似たような格好でした。どうやって「学士」「修士」「博士」を見分けるのか。
まず、博士はえんじ色のガウンを着ているので、一目瞭然。
学士と修士の違いは、ぱっと見ただけではなかなか分からず。

後ろを見ると分かります。
このフードの水色の部分が多いのが修士。学士はフードの中心は黒色になっているんです。
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この後、ビュッフェで食事。
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ガウンを返して、式場を後にします。


最後に、図書館に本を返しに行くついでに、3年間学んだ校舎も見てきました。

これは図書館。お世話になりました。
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校舎。
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家に着くと土砂降り。ノッティンガムも、私たちが出た後は天気が悪くなったとか・・・。本当についていました。

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イギリスへ来たころは、まさか自分が大学院で勉強するなんて思ってもいませんでした。英語だってまだまだなんです。でも、人間って目標があれば、がんばれるものなんですね。

3年間、ずっとサポートし続けてくれた夫には感謝の気持ちでいっぱい。そして、わざわざ日本から来てくれ、卒業式に出席してくれた母にも感謝。父、兄家族、友人。
そして、私の周りにいる子どもたち。
何かしらの「問題」を抱えている子どもたちに出会わなければ、特別支援教育を勉強しようなんて思わなかった。この子たちのために何かしたいという思いが、ずっと私を奮い立たせてくれていました。そして、これからも。

みんなにありがとう。
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