日本人の子どもたちがおにぎりを持っていくと "Yuk!" (ヤック:ゲッ!) と言われてしまうことが多いそうです。そこで、なるべくサンドイッチを持たせたいけれど、中身は何がいいのかしら、とよく聞かれるので、今日は実際に子どもたちのランチの写真を撮らせてもらいました。
サンドイッチのランチ。

サンドイッチの他に、リンゴ丸ごと1個、袋の中にブドウ、ビスケットにジュース。

サンドイッチ、チーズ (紫の袋)、ジュース、赤い袋のは何だろう?イチゴのヨーグルトかな?
サンドイッチの具もマーガリンだけ、ジャムだけ、ハムだけ、チョコレートスプレッドだけ・・・というように1種類のみ。レタスにトマトにハム、卵とレタス・・・なんて見たことがありません!
お次はパイのランチ。

パイ (中身はソーセージ?)、リンゴ丸ごと1個、ヨーグルト2個。
次にパスタランチ。

マカロニサラダのようなパスタ、リンゴ丸ごと1個、チョコビスケット、リンゴジュース。

マカロニサラダ、パックになったフルーツ。
このパスタランチ、結構持ってくる子どもも多いです。トマトソースで味付けしたものもよく見かけますね。
そして、インド人の子どもが持ってきていたランチ。

インゲン豆のいためものをパラタ(全粒粉をクレープのように薄く焼いたもの)で包んでいました。
これ以外にもピザ、ゆでジャガイモと人参のマヨネーズあえ、カレー味のジャガイモとベーコンの炒め物、ピラフ (日本のようなご飯ではなく、パラパラのインディカ米) というランチも見かけました。インド・パキスタン系の子どもたちはサンドイッチよりも、野菜のいためたものとかカレーとナン (またはパラタ) なんていうランチも多いです。
日本のお弁当と比べるとなんてシンプル!日本のように栄養のバランスを考えて「主食 (ご飯、パン、麺類) +副菜」という感覚はありません。「炭水化物 (パン・パスタ) +ビタミン (果物) + カルシウム (チーズ・ヨーグルト)」が含まれていればO.K.なようです。大人のランチもこれに量が増えるだけで種類は増えません。
あと、「リンゴ丸ごと1個」というのも驚きでした。イギリス人はリンゴや洋ナシなどのフルーツをそのままかじります。日本のように小さく切って、なんてしません。オレンジも丸ごと一個入れてきます。自分で皮をむけなければdinner lady/ supervisor (ディナーレィディー/ スーパーヴァイザー:お昼の時に監視している人) にお願いしてむいてもらいます。
以前は、ほとんどの子がcrisps (クリスプス:ポテトチップス) やチョコレートを持ってきていたのですが、この学校はHealthy School (ヘルシースクール) として登録しているそうなので、ヘルシーでない食べ物は持ってきてはいけなくなったとのこと。
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