イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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SATs:Year 2

2012/04/18 (水) 22:16
Year 2 では、英語と算数の2教科のみテストを受けます。
まず英語では、
spelling スペリング
short writing ショートライティング (短い作文)、
long writing ロングライティング(長文)、
comprehension コンプレヘンション(読解)、
handwriting ハンドライティング (筆記体) のテストがあります。

・スペリングは簡単なものでは、CVC (but, cat などのように子音-母音-子音の単語)、フォニックスをもとにしたもの (kick, window, arm など)、難しくなると basket (←この単語、「バスケット」とは発音せず、「バスキット」というような音なので、ket の部分が書けないのです)、banana (日本人には簡単なスペルですが、子音・母音・子音・母音・子音・母音という音の組合せが英単語ではまれなため、スペルが難しいのです) など、フォニックス以外の知識も必要になります。
・ショートライティングは、instruction インストラクション (説明書、レシピなど) を書きます。
・ロングライティングは、story (物語)。たいてい、先生が物語の最初の部分を読み、その続きを書くパターンが多いようです。これは、イマジネーションも求められますが、物語がきちんと「はじめ、なか、おわり」の段落ごとに書かれていることが重要なポイントになります。
・コンプレヘンションは、2種類の話 (物語と説明文) を読み、各設問に答えていく問題です。
・筆記体、と聞いて、驚かれるかもしれませんが、日本の中学校では廃止になった筆記体なのですが、イギリスではきちんと習います。cursive と言われるもので、日本で習った筆記体ほどくねくね?していません。

算数は、総合問題メンタルマス (耳で問題を聞いて、暗算で答えを求めるもの) のテストがあります。
内容?・・・計算から図形、時計、文章問題、距離、重さ、分数などなど盛りだくさん。今まで、私のこのブログでいろんな文章問題を紹介してきましたが、そういったものもかなり出されます。
イギリスの算数では、「どうやって問題を解くか」というところにポイントが置かれているため、SATsでも、たとえ答えが間違っていても、解き方があっていればポイントをもらえるものも多くあります。

これだけ盛りだくさんの内容を数日で行うのは Year 2 の子どもにはとても無理です。そのため、テストは1日の内1時間だけテスト、という感じで、3~4週間にかけて行われるようです。
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ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせは可能です。

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