イギリスの学校

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プロフィール

haykichi

Author:haykichi
本名:『山下かよ子』
Kayoko Yamashita。

日本で小学校の教員として通常学級と特別支援学級で勤務したのち、夫の海外転勤で渡英。イギリスではプリ・スクールで働き、今は小学校でLanguage Assistantとして勤務。
Nottingham 大学でSpecial Needs Education (特別支援教育) 修士号取得 (2012年)。
Jolly Learning 社のJolly Phonics と Jolly Grammar の公認トレーナー(2013年)。

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Pancake Day

2012/02/22 (水) 23:14
毎年、2月~3月のどこかの火曜日で「パンケーキの日」があります。
これはイースター (キリスト復活祭) にあわせて設定されるので、毎年日にちが変わります。正式名は Shrove Tuesday (シュロヴ チューズディ:懺悔火曜日) と言い、Ash Wednesday (アッシュ ウエンズディ:灰の水曜日) の前日になります。今年は 2012 年2月21日がその日でした。

Ash Wednesday からキリスト教徒たちは40日の Lent (レント:四旬節:贅沢を戒める期間) に入ります。その前日である火曜日には、翌日からのレントに備えて、豪華なものを食べる習わしになっています。

レント自体も、キリストがはりつけになった苦しいことを思い、自分たちだけ贅沢をしてはいけない、摂生しよう、ということだそうで、「チョコレートを食べない」「ケーキを食べない」という誓いを自分で立てるとか。そして、キリストが復活した日と同時にこのレントも終わり、キリストの復活のお祝いとがんばった自分への御褒美として、自制していたものを食べるということです。


さて、なぜパンケーキの日なのか。
私が住んでいる町の近くに Olney (オルニー) という小さな村がありますが、そこが全国的に有名になる日がこのパンケーキディなのです!パンケーキをフライパンでかえしながら女性が走る「パンケーキレース」が開催されます。

1445年の Shrove Tuesday のことです。翌日のレントのためのサービスを行うベルを教会で鳴らしたところ、レントに備えてパンケーキ (当時は贅沢品) を焼いていた一人の女性が、サービスに遅れてはいけない、とフライパンにパンケーキを入れたまま教会まで走ったという記録が残っており、これを記念して「パンケーキレース」が毎年、この日に開かれるのです。

220px-Pancake_race_London_on_your_marks.jpg 220px-UK_Olney_(Pancake_Sign).jpg
写真:Wikipedia から引用。

もし今週の火曜日に、お子さんが「パンケーキを食べた!」と言っていたら、こういう理由なんです。なぜパンケーキ?って驚きますよね~。

ちなみに・・・
イギリスでは パンケーキ=クレープ ですね。焼きたてのほかほかのパンケーキに砂糖とレモンをかけていただくのが一般的だそうです。
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